間違いしかありません.コメントにてご指摘いただければ幸いです(気が付いた点を特に断りなく頻繁に書き直していますのでご注意ください).

中点同士の距離と等しい距離の点が中点以外にもう一つできてしまう場合の三角形はどんな三角形か.

疑問

三角形 ABC において,辺 AB の中点 N を取り,辺 ACの半分を半径とする円を描いた時, この円が辺 BCと交わるのは中点連結定理の通り,辺 BCの中点が一つ必ずあるが,それ以外に辺 BC上に交点を持つ場合はどのような条件か?

前提条件

三角形 ABC を考えるにあたり,辺 BC になるように拡大縮小し,それをx 軸と重なるように回転させます.この操作により,一般性は失われないと考えます.
これにより,点Aの座標のみを考えます.

座標は次のように設定します. A=(xA,yA)B=(xB,yB)=(0,0)C=(xC,yC)=(1,0)AB の中点 Nは次のように決まります. N=(xA+xB2,yA+yB2)=(xA+02,yA+02)=(xA2,yA2)BC の中点 Mは次のように決まります. M=(xB+xC2,yB+yC2)=(0+12,0+02)=(12,0) また辺 ACの長さの平方は,頂点A,Cの具体的な座標を用いて次のように決まります. |AC|2=(xAxC)2+(yAyC)2=(xA1)2+(yA0)2=(xA1)2+yA2

円の方程式を作る

円の中心を(xcenter,ycenter),円の半径をrとすると,円の式は次のようになります. (xxcenter)2+(yycenter)2=r2 円の中心に点Mの座標を,円の半径に辺 ACの長さの半分を代入します. (xxA2)2+(yyA2)2=(|AC|2)2 右辺を展開して辺 ACの長さの平方を作ります. (xxA2)2+(yyA2)2=(|AC|2)2=|AC|222=|AC|24 ここに辺 ACの長さを頂点A,Cの具体的な座標を用いたものに置き換えます. (xxA2)2+(yyA2)2=|AC|24=(xA1)2+yA24

円の方程式と辺 BCとの交点を求める

回転させたために,辺 BCx(y=0)となっています.よって円の式のy0としてxついて解きます. (xxA2)2+(yyA2)2=(xA1)2+yA24(xxA2)2+(0yA2)2=(xA1)2+yA24y=0(xxA2)2+yA24=(xA1)2+yA2444(xxA2)2+yA24=(xA1)2+yA244(xxA2)2+yA2=(xA1)2+yA244(xxA2)2=(xA1)2(xxA2)2=(xA1)24xxA2=±(xA1)24=±xA12x=xA2±xA12=xA±(xA1)2yA
この結果から,xyA に依存しないことがわかります.また,根号が外れているため,虚数解にはなりません.
この式は「中点でないのに中線定理の関係式に当てはめると成立する点ができてしまう場合の三角形はどんな三角形か.」でもでてきます.

場合分けで考える

± 以降が0の時(重解)
± 以降 (xA1)=0xA=1 これを代入する. x=xA+(xA1)2=1±(11)2=12(辺 BC の中点) ± がマイナスの時 x=xA(xA1)2=12(辺 BC の中点) この場合,yA だけでなく xA にも依存しません.この時も,辺 BC の中点となります.
± がプラスの時 x+=xA+(xA1)2=2xA12=xA12 この式は単調増加凾数ですから,xAが増えるとx+が増え,xAが減ればとx+が減る関係です.
ここから xA を求めると, xA=2x++12=x++12 xAは具体的には,次のようになります. x+=0xA=12x+=1xA=32

まとめ

x側の解
x=12(中点)は常に成立します.
xA(12,32){1}
この範囲では,x+側の解として別の BC 上の中点でない点も辺BC上に交点を持ちます.したがって,交点を持つのはx側の 解である中点と,この「中点でない点」の2点となります.
xA=1
この場合,x+,x=12 となり,x+=x で重解となります.したがって,成立するのは x+,x=12 の重解であり,中点の1点だけとなります.この時,xA=xC であり,ABCC を直角とする直角三角形です.
xA(12,32){1}
この場合,x+ の別の点は BC 上の点とはならないため,成立するのは x側の中点の1点だけとなります.


以上から,辺 AB の中点 N を取り,辺 ACの半分を半径とする円を描いた時, この円が辺 BCと交わるのが,中点M以外に交点を持つABCは, BCx軸とする座標系において点Ax座標の値が,点Cx座標を中心として前後|BC|2分の幅の間にあるときです.
ただし範囲内でも点Cx座標と等しい時は,中点Mだけの1つになります.

中点でないのに中線定理の関係式に当てはめると成立する点ができてしまう場合の三角形はどんな三角形か.

疑問

三角形 ABC において,辺 BC の中点 M を取ると,中線定理により次の関係式が成り立ちます. |AB|2+|AC|2=2(|BM|2+|AM|2)(中点 M の場合)
ここで,辺 BC 上の任意の点 P(t) に対しても同様の式が成り立つか,またその条件を確認します.変数 t は,点 P の位置を表し,B 側を 0C 側を 1 とします. |AB|2+|AC|2=2(|BP(t)|2+|AP(t)|2)(点 P(t) の場合)

前提条件

三角形 ABC を考えるにあたり,辺 BC の長さが 1 になるように拡大縮小し,それをx 軸と重なるように回転させます.この操作により,一般性は失われないと考えます.
これにより,点Aの座標のみを考えます.

座標は次のように設定します. A=(xA,yA)B=(xB,yB)=(0,0)C=(xC,yC)=(1,0)P=(xP,yP)=((xCxB)t+xB,(yCyB)t+yB)=(t,0)(t[0,1],BC)

式を変形して t の方程式を作る

次の式を考えます. |AB|2+|AC|2=2(|BP|2+|AP|2) ここで,点 P の位置を考慮すると,次のように変形できます. |AB|2+|AC|2=2{(|BC|t)2+|AP|2} ここで,次のように定義します. |a|2=|BC|2|b|2=|AC|2|c|2=|AB|2|AP|2=(xPxA)2+(yPyA)2cx=xAxBcy=yAyB
これを用いて式を変形を進めると, |c|2+|b|2=2{(|a|t)2+(xPxA)2+(yPyA)2}=2[|a|2t2+{(xCxB)t+xBxA}2+{(yCyB)t+yByA}2]=2[|a|2t2+{(xCxB)t(xAxB)}2+{(yCyB)t(yAyB)}2]=2{|a|2t2+(axtcx)2+(aytcy)2}=2{|a|2t2+ax2t22axcxt+cx2+ay2t22aycyt+cy2}=2{|a|2t2+(ax2+ay2)t22t(axcx+aycy)+(cx2+cy2)}=2(|a|2t2+|a|2t22t|a||c|cos(B)+|c|2)axcx+aycy=|a||c|cos(B)=2(2|a|2t22|a||c|cos(B)t+|c|2)=4|a|2t24|a||c|cos(B)t+2|c|2 となります.
ここで左辺を移項します. 0=4|a|2t24|a||c|cos(B)t+2|c|2|c|2|b|2=4|a|2t24|a||c|cos(B)t+|c|2|b|2=4|a|2t24|a|(s|a|)cos(B)t+(s|a|)2(r|a|)2|b|=r|a|,|c|=s|a|=4|a|2{t2scos(B)t+s2r24}=t2scos(B)t+s2r24 まずscos(B)ですが,s は辺 AB=c と辺 BC=a の比率であり,辺 BC の長さ|a|1としていますから,sは辺 AB=cの長さです.
B(0,0) で原点ですから,scos(B)は点Ax座標となります. scos(B)=xA また,rの平方を点A=(xA,yA)及び点C=(1,0)の座標から以下のようになります. r2=|b|2=(xAxC)2+(yAyC)2=(xA1)2+(yA0)2=(xA1)2+yA2 sの平方を点A=(xA,yA)及び点B=(0,0)の座標から以下のようになります. s2=|c|2=(xAxB)2+(yAyB)2=(xA0)2+(yA0)2=xA2+yA2 これらを用いて方程式の式変形を続けます. 0=t2scos(B)t+s2r24=t2xAt+(xA2+yA2){(xA1)2+yA2}4=t2xAt+xA2+yA2xA2+xA1yA24=t2xAt+xA14

二次方程式なので解の公式を用いる

解の公式を適用します. t=(xA)±(xA)24xA142=xA±xA2xA+12=xA±(xA1)22=xA±(xA1)2 この結果から,tyA に依存しないことがわかります.また,根号が外れているため,虚数解にはなりません.
この式は「中点同士の距離と等しい距離の点が中点以外にもう一つできてしまう場合の三角形はどんな三角形か.」でもでてきます.

場合分けで考える

± 以降が0の時(重解)
± 以降 (xA1)=0xA=1 これを代入してみます. t=xA+(xA1)2=1±(11)2=12(辺 BC の中点) ± がマイナスの時 t=xA(xA1)2=12 この場合,yA だけでなく xA にも依存しません.この時,点 P は次のようになります. P(t=12)=M(辺 BC の中点) ± がプラスの時 t+=xA+(xA1)2=2xA12=xA12 この式は単調増加凾数ですから,xAが増えるとt+が増え,xAが減ればとt+が減る関係です.
ここから xA を求めると, xA=2t++12=t++12 xAは具体的には,次のようになります. t+=0xA=12t+=1xA=32

まとめ

t側の解
t=12(中点)は常に成立します.
xA(12,32){1}
この範囲では,t+側の解として別の BC 上の中点でない点も関係式を満たします.したがって,成立するのはt側の 解である中点と,この「中点でない点」の2点となります.
xA=1
この場合,t+,t=12 となり,t+=t で重解となります.したがって,成立するのは t+,t=12 の重解であり,中点の1点だけとなります.この時,xA=xC であり,ABCC を直角とする直角三角形です.
xA(12,32){1}
この場合,t+ の別の点は BC 上の点とはならないため,成立するのは t側の中点の1点だけとなります.


以上から,中線定理の最初に書いた関係式がBCの中点以外でも成立する点をBC上に持つABCは,BCx軸とする座標系において点Ax座標の値が,点Cx座標を中心として前後|BC|2分の幅の間にあるときです. 「中点でない点」をBC上に持つので,関係式が成立する点の数は2つになります.ただしその範囲外もしくは,範囲内でも点Cx座標と等しい時は,関係式が成立する点の数は中点の1つだけになります.

Bezier曲線上の各点における接線ベクトルqと,その各点から任意の点zへのベクトルpとの内積が0となる媒介変数tを探す

Bezier曲線上の各点における接線ベクトルqと,その各点から任意の点zへのベクトルpとの内積が0となる媒介変数tを探す

準備1

(1t)3=13t+3t2t3(1t)2t=t2t2+t3(1t)t2=t2t3(1t)2=12t+t2(1t)t=tt2

準備2

Poriginal0=(x0,y0)Poriginal1=(x1,y1)Poriginal2=(x2,y2)Poriginal3=(x3,y3)Z=(zx,zy) Zを原点0,0に移動させるように各点を平行移動する.平行移動しても求めるtは変わらない. P0=(x0zx,y0zy)=(a,p)ZP1=(x1zx,y1zy)=(b,q)ZP2=(x2zx,y2zy)=(c,r)ZP3=(x3zx,y3zy)=(d,s)Z

3次のベジェ曲線(媒介変数t表示)

Bezier(t|P0,P1,P2,P3)=(X(t|a,b,c,d),Y(t|p,q,r,s))t[0,1]3X(t|a,b,c,d)=a(1t)3+3b(1t)2t+3c(1t)t2+dt3=a(13t+3t2t3)+3b(t2t2+t3)+3c(t2t3)+dt3=a3at+3at2at3+3bt6bt2+3bt3+3ct23ct3+dt3=a3at+3bt+3at26bt2+3ct2at3+3bt33ct3+dt3=a+(3a+3b)t+(3a6b+3c)t2+(a+3b3c+d)t3=A+3Bt+3Ct2+Dt3A=a,B=a+b,C=a2b+c,D=a+3b3c+dY(t|p,q,r,s)=p(1t)3+3q(1t)2t+3r(1t)t2+st3=a+(3p+3q)t+(3p6q+3r)t2+(p+3q3r+s)t3=P+3Qt+3Rt2+St3P=p,Q=p+q,R=p2q+r,S=p+3q3r+s

3次のベジェ曲線のX(t),Y(t)の微分

ddtX(t)=3B+6Ct+3Dt2ddtY(t)=3Q+6Rt+3St2 任意の点Z(zx,zy)とBezier曲線上の点Bezier(t|Poriginal0,Poriginal1,Poriginal2,Poriginal3)とのベクトル p=(X(t|Poriginal0,Poriginal1,Poriginal2,Poriginal3)zx,Y(t|Poriginal0,Poriginal1,Poriginal2,Poriginal3)zy) 平行移動したP0=(a,p),P1=(b,q),P2=(c,r),P3=(d,s)を用いると任意の点Z(zx,zy)は原点(0,0)になるので以下のように表せる. p=(X(t|a,b,c,d),Y(t|p,q,r,s))=(A+3Bt+3Ct2+Dt3,P+3Qt+3Rt2+St3) またこの時のBezier曲線上の点の接線は以下となる. q=(ddtX(t|a,b,c,d),ddtY(t|p,q,r,s))=(3B+6Ct+3Dt2,3Q+6Rt+3St2) この両ベクトルが直角をなす時,つまり内積が0となる時のtを求める. pq=|p||q|cos(π2)=|p||q|0=0θpqπ2cos(π2)=000=pq=pxqx+pyqy=X(t|a,b,c,d)(ddtX(t|a,b,c,d))+Y(t|p,q,r,s)(ddtY(t|p,q,r,s))=(A+3Bt+3Ct2+Dt3)(3B+6Ct+3Dt2)+(P+3Qt+3Rt2+St3)(3Q+6Rt+3St2)=A(3B+6Ct+3Dt2)+3Bt(3B+6Ct+3Dt2)+3Ct2(3B+6Ct+3Dt2)+Dt3(3B+6Ct+3Dt2)+P(3Q+6Rt+3St2)+3Qt(3Q+6Rt+3St2)+3Rt2(3Q+6Rt+3St2)+St3(3Q+6Rt+3St2)=3AB+6ACt+3ADt2+9B2t+18BCt2+9BDt3+9BCt2+18C2t3+9CDt4+3BDt3+6CDt4+3D2t5+3PQ+6PRt+3PSt2+9Q2t+18QRt2+9QSt3+9QRt2+18R2t3+9RSt4+3QSt3+6RSt4+3S2t5=3AB+3(2AC+3B2)t+3(AD+9BC)t2+3(4BD+6C2)t3+35CDt4+3D2t5+3PQ+3(2PR+3Q2)t+3(PS+9QR)t2+3(4QS+6R2)t3+35RSt4+3S2t5=3(AB+(2AC+3B2)t+(AD+9BC)t2+(4BD+6C2)t3+5CDt4+D2t5)+3(PQ+(2PR+3Q2)t+(PS+9QR)t2+(4QS+6R2)t3+5RSt4+S2t5)0=AB+(2AC+3B2)t+(AD+9BC)t2+(4BD+6C2)t3+5CDt4+D2t5+PQ+(2PR+3Q2)t+(PS+9QR)t2+(4QS+6R2)t3+5RSt4+S2t530=(AB+PQ)+(2AC+3B2+2PR+3Q2)t+(AD+9BC+PS+9QR)t2+(4BD+6C2+4QS+6R2)t3+(5CD+5RS)t4+(D2+S2)t5=α0+α1t+α2t2+α3t3+α4t4+α5t5α0=AB+PQα1=2AC+3B2+2PR+3Q2α2=AD+9BC+PS+9QRα3=4BD+6C2+4QS+6R2α4=5CD+5RSα5=D2+S2A=a,B=a+b,C=a2b+c,D=a+3b3c+dP=p,Q=p+q,R=p2q+r,S=p+3q3r+s
tを求めるには この5次方程式を解けばよいが,5次ということで数値計算で解く等が必要.
解は5つあるわけだが,その内実数であるものを選ぶ.
また,t[0,1]であるので,t<0ならt=0t>1ならt=1とする.
この式はBezier曲線と任意点との距離の凾数を微分して得る方程式に等しい

任意の点とBezier曲線とで最小となる長さ(距離)を求める

任意の点ZとBezier曲線Bezier(t)とで最小となる長さL(距離)を求める

3次のベジェ曲線(媒介変数t表示)

任意の点ZとBezier曲線Bezier(t)との長さL
Anchor0=(a,p)Handle0=(b,q)Handle1=(c,r)Anchor1=(d,s)Bezier(t|Anchor0,Handle0,Handle1,Anchor1)=(X(t|a,b,c,d),Y(t|p,q,r,s))t[0,1]3 X(t|a,b,c,d)=a(1t)3+3b(1t)2t+3c(1t)t2+dt3=a(13t+3t2t3)+3b(t2t2+t3)+3c(t2t3)+dt3=a+3(a+b)t+3(a2b+c)t2+(a+3b3c+d)t3=A+3Bt+3Ct2+Dt3A=a,B=a+b,C=a2b+c,D=a+3b3c+d=X(t|A,B,C,D)Y(t|p,q,r,s)=p(1t)3+3q(1t)2t+3r(1t)t2+st3=a+3(p+q)t+3(p2q+r)t2+(p+3q3r+s)t3=P+3Qt+3Rt2+St3P=p,Q=p+q,R=p2q+r,S=p+3q3r+s=Y(t|P,Q,R,S)

3次のベジェ曲線のX(t),Y(t)の微分

ddtX(t)=3B+6Ct+3Dt2=3(B+2Ct+Dt2)ddtY(t)=3Q+6Rt+3St2=3(Q+2Rt+St2)

任意の点Zからベジェ曲線のX(t),Y(t)の距離

Z=(zx,zy)L=(X(t|a,b,c,d)zx)2+(Y(t|p,q,r,s)zy)2zBezier Z=(0,0)になるようにzx,zyだけ,a,b,c,d,p,q,r,sを平行移動する.距離は変わらないのでLL=X2(t|azx,bzx,czx,dzx)+Y2(t|pzy,qzy,rzy,szy) 平行移動後の係数を改めてa=azx,b=bzx,c=czx,d=dzx,p=pzy,q=qzy,r rzy,s=szyと定義し直して計算を続ける. L=(X(t|a,b,c,d))2+(Y(t|p,q,r,s))2=(X(t|A,B,C,D))2+(Y(t|P,Q,R,S))2A=a,B=a+b,C=a2b+c,D=a+3b3c+dP=p,Q=p+q,R=p2q+r,S=p+3q3r+s

Lを極値とするtを求める

ddtL=0L0tLL ddtL=12(X2(t)+Y2(t))12{ddt(X2(t)+Y2(t))}=12(X2(t)+Y2(t))12{(ddtX2(t))+(ddtY2(t))}=12(X2(t)+Y2(t))12{2X(t)(ddtX(t))+2Y(t)(ddtY(t))}=X(t)(ddtX(t))+Y(t)(ddtY(t))X2(t)+Y2(t)00 0=X(t)(ddtX(t))+Y(t)(ddtY(t))=(A+3Bt+3Ct2+Dt3)3(B+2Ct+Dt2)+(P+3Qt+3Rt2+St3)3(Q+2Rt+St2)=3{(A+3Bt+3Ct2+Dt3)(B+2Ct+Dt2)+(P+3Qt+3Rt2+St3)(Q+2Rt+St2)}0=(A+3Bt+3Ct2+Dt3)(B+2Ct+Dt2)+(P+3Qt+3Rt2+St3)(Q+2Rt+St2)30=A(B+2Ct+Dt2)+3Bt(B+2Ct+Dt2)+3Ct2(B+2Ct+Dt2)+Dt3(B+2Ct+Dt2)+P(Q+2Rt+St2)+3Qt(Q+2Rt+St2)+3Rt2(Q+2Rt+St2)+St3(Q+2Rt+St2)=AB+2ACt+ADt2+3B2t+6BCt2+3BDt3+3BCt2+6C2t3+3CDt4+BDt3+2CDt4+D2t5+PQ+2PRt+PSt2+3Q2t+6QRt2+3QSt3+3QRt2+6R2t3+3RSt4+QSt3+2RSt4+S2t5=AB+(2AC+3B2)t+(AD+9BC)t2+(4BD+6C2)t3+5CDt4+D2t5+PQ+(2PR+3Q2)t+(PS+9QR)t2+(4QS+6R2)t3+5RSt4+S2t5=A+Bt+Ct2+Dt3+Et4+Ft5+P+Qt+Rt2+St3+Tt4+Ut5A=AB,B=2AC+3B2,C=AD+9BC,D=4BD+6C2,E=5CD,F=D2P=PQ,Q=2PR+3Q2,R=PS+9QR,S=4QS+6R2,T=5RS,U=S2=(A+P)+(B+Q)t+(C+R)t2+(D+S)t3+(E+T)t4+(F+U)t5=α0+α1t+α2t2+α3t3+α4t4+α5t5α0=A+P=AB+PQα1=B+Q=2AC+3B2+2PR+3Q2α2=C+R=AD+9BC+PS+9QRα3=D+S=4BD+6C2+4QS+6R2α4=E+T=5CD+5RSα5=F+U =D2+S2A=a,B=a+b,C=a2b+c,D=a+3b3c+dP=p,Q=p+q,R=p2q+r,S=p+3q3r+sa=azx,b=bzx,c=czx,d=dzxp=pzy,q=qzy,r rzy,s=szy
tを求めるには この5次方程式を解けばよいが,5次ということで数値計算で解く等が必要.
解は5つあるわけだが,その内実数であるものを選ぶ.
また,t[0,1]であるので,t<0ならt=0t>1ならt=1とする.
この式は任意点からBezier曲線上の各点へ引いた線分の中で,接線とが直角に交わる時の点を求める方程式に等しい.

最小となるLを求める

得られたtLを極値とするものなので,その中でもLが最小となるものを採用する.

lim x→π/2 cot(x) を求める

limxπ2cot(x)を求める

高階の微分を求めておく

準備としてcsc(x)の微分を求める. ddxcsc(x)=ddx1sin(x)=sin1(x)=sin2(x)(ddxsin(x))u=sin(x),f=u1,dfdx=dfdududx=u2dudx=sin2(x)(cos(x))=cos(x)sin2(x)=1sin(x)cos(x)sin(x)=csc(x)cot(x) 一階から順に求めておく. ddxcot(x)=ddxcos(x)sin(x)=(ddxcos(x))sin(x)cos(x)(ddxsin(x))sin2(x)(uv)=uvuvv2(uv)=(uv1)=u(v1)+(u)v1=u(v2v)+(u)v1vv1=v2(uvuv)=uvuvv2=(sin(x))sin(x)cos(x)(cos(x))sin2(x)=sin2(x)+cos2(x)sin2(x)=1sin2(x)=csc2(x)d2dx2cot(x)=ddx(csc2(x))=2csc(x)ddxcsc(x)u=csc(x),f=u2,dfdx=dfdududx=2ududx=2csc(x)(csc(x)cot(x))=2csc2(x)cot(x)ddxcsc2(x)=2csc2(x)cot(x)(使)d3dx3cot(x)=ddx(2csc2(x)cot(x))=2ddx(csc2(x)cot(x))=2{(ddxcsc2(x))cot(x)+csc2(x)(ddxcot(x))}(uv)=uv+uv=2{(2csc2(x)cot(x))cot(x)+csc2(x)(csc2(x))}ddxcsc2(x)=2csc2(x)cot(x),ddxcot(x)=csc2(x)=2(2csc2(x)cot2(x)+csc4(x))d4dx4cot(x)=ddx(2(2csc2(x)cot2(x)+csc4(x)))=2[ddx(2csc2(x)cot2(x)+csc4(x))]=2[ddx(2csc2(x)cot2(x))+ddx(csc4(x))](u+v)=u+v=2[2{(ddxcsc2(x))cot2(x)+csc2(x)(ddxcot2(x))}+4csc3(x)(csc(x)cot(x))](uv)=uv+uv,u=csc(x),f=u4,dfdx=dfdududx=4u3dudx,ddxcsc(x)=csc(x)cot(x)=2[2{(2csc2(x)cot(x))cot2(x)+csc2(x)(2cot(x)(csc2(x)))}4csc4(x)cot(x)]ddxcsc2(x)=2csc2(x)cot(x),u=cot(x),f=u2,dfdx=dfdududx=2ududx,ddxcot(x)=csc2(x)=2[2{2csc2(x)cot3(x)2csc4(x)cot(x)}4csc4(x)cot(x)]=2[4csc2(x)cot3(x)4csc4(x)cot(x)4csc4(x)cot(x)]=2[4csc2(x)cot3(x)8csc4(x)cot(x)]=8csc2(x)cot(x)(cot2(x)+2csc2(x))d5dx5cot(x)=ddx{8csc2(x)cot(x)(cot2(x)+2csc2(x))}=4ddx{2csc2(x)cot(x)(cot2(x)+2csc2(x))}=4{(ddx2csc2(x)cot(x))(cot2(x)+2csc2(x))+2csc2(x)cot(x)(ddx(cot2(x)+2csc2(x)))}=4[{2(2csc2(x)cot2(x)+csc4(x))}(cot2(x)+2csc2(x))+2csc2(x)cot(x)(ddxcot2(x)+2ddxcsc2(x))]=4[(4csc2(x)cot2(x)2csc4(x))(cot2(x)+2csc2(x))+2csc2(x)cot(x){(2csc2(x)cot(x))+2(2csc2(x)cot(x))}]=4{(4csc2(x)cot2(x)(cot2(x)+2csc2(x))2csc4(x)(cot2(x)+2csc2(x)))+2csc2(x)cot(x)2csc2(x)cot(x)+2csc2(x)cot(x)2(2csc2(x)cot(x))}=4(4csc2(x)cot4(x)8csc4(x)cot2(x)2csc4(x)cot2(x)4csc6(x)4csc4(x)cot2(x)8csc4(x)cot2(x))=4(4csc2(x)cot4(x)4csc6(x)22csc4(x)cot2(x))=8(2csc6(x)+2csc2(x)cot4(x)+11csc4(x)cot2(x))

x=π2でのテーラー展開を求めておく

cot(x)=10![d0dx0cot(x)|x=π2](xπ2)0+11![d1dx1cot(x)|x=π2](xπ2)1+12![d2dx2cot(x)|x=π2](xπ2)2+13![d3dx3cot(x)|x=π2](xπ2)3+14![d4dx4cot(x)|x=π2](xπ2)4+15![d5dx5cot(x)|x=π2](xπ2)5+=11[cot(π2)](xπ2)0+11[csc2(π2)](xπ2)1+12[2cot(π2)csc2(π2)](xπ2)2+16[2(2csc2(π2)cot2(π2)+csc4(π2))](xπ2)3+124[8csc2(π2)cot(π2)(cot2(π2)+2csc2(π2))](xπ2)4+1120[8(2csc6(π2)+2csc2(π2)cot4(π2)+11csc4(π2)cot2(π2))](xπ2)5+=[0]1+[112](xπ2)+12[2012](xπ2)2+16[2(21202+14)](xπ2)3+124[8120(02+212)](xπ2)4+1120[8(216+21204+111402)](xπ2)5+=(xπ2)26(xπ2)316120(xπ2)5+=(xπ2)13(xπ2)3215(xπ2)5+

limxπ2cot(x)を求める

limxπ2cot(x)=limxπ2[(xπ2)13(xπ2)3215(xπ2)5+]=0